	11.本体内部パーツ：左　　　本体内部には上下目皿、ろ過　　　のウールマット、ろ材などが入って　　　います。　　　　12.ろ材：右　　　付属しているろ材はあとりえ麗の　　　オリジナルろ材で１リットル分入って　　　います。　　　（ろ材単体でも購入できます）
	13.ろ材セット：左　　　ろ材をセットします。　　　入れる順番は、下から下部目皿、　　　ウールマット、ろ材、ウールマット、　　　上部目皿、の順です。　14.本体セット完了：右　　　ふたをして、セット完了です。　　　ふたのパッキンがよじれないように　　　注意してかぶせ、バックルをしっかり　　　止めます。
	15.取扱説明書：左　　　丁寧に書かれた説明書が付属　　　しています。使用前にはよく目を　　　通しておきましょう。　16.付属パイプ類：右　　　吸水１、排水２、アダプタ、CO2用　　　ガラス管（Ｔ字型のもの）などが　　　付属します。吸水パイプは注文時　　　に、長さの指定が出来ます。
	17.ホース類：左　　　透明塩ビホース(9ミリ・12ミリ)、　　　シリコンチューブ(透明・緑)が　　　付属しています。この塩ビホースは　　　生体に悪影響のない無毒塩ビ　　　ホースを使用しています。　18.シール：右　　　本体にはＮＯＡＨのロゴシールが　　　貼られています。このシールには　　　自分だけのシリアルＮｏが入って　　　います。

■セッティング例
15センチキューブ水槽を使用して、パイプ類のセットを行い、試験的に運転してみした。始動の方法は、一般的な外部フィルターと同じで、出水側のホースを軽く吸ってやり、呼び水を行うことにより、フィルター内に水が呼び込まれます。パイプ類を接続し、電源をＯＮ、漏水の有無を確認します。セッティングの方法は、取扱説明書に詳しく記載されています。
	←◆吸水パイプと排水パイプ：左　　吸水パイプの切り込みも綺麗に　　　入っています。　◆排水パイプ使用例：右→ 　　　ホースにアダプタをかまして径を　　　細くし、Ｔ字型ガラス管に接続　　　しています。　　　上からＣＯ2を供給し、水流部分で　　　添加する方法です。　　　ＣＯ2が少しずつ水流に乗る様子　　　は、見ていて飽きません。	写真の例は試験的にセットしたものです。実際の使用時には必ず逆流防止弁を使って下さい。
	←◆出水の様子：左　　　出水側の水の勢いはこんな感じ　　　です。　　　　　◆T字型パイプ出水：右→ 　　　Ｔ字型タイプの出水の様子です。　　　このガラス管の径はエアチューブ　　　程度の細さですが、ここまで絞っても　　　確実で力強い水流が確保されて　　　います。

-セッティングしてみて-

・急ぎ足で開梱から試験的セッティングまでをご紹介しました。今回の作業でのＮＯＡＨについての感想をいくつか下記にまとめてみました。

　1.梱包状態について
　　　　外箱と内箱の間に新聞紙を入れて動かないようにしていること、
　　　　内箱内部には緩衝材がたっぷり入っており、こちらも動かないようになっていること、
　　　　アクリルバイブ類は一つ一つ梱包されており、スレなどによる傷がつかないようなっていること、
　　　　本体ステンレス部には指紋などがついておらず、綺麗な状態で発送されてきていること、
　　以上のことから、輸送中（破損対策）～到着（ユーザーが製品を手にした時の印象）までの細かい配慮がなされている、と思いました。

　2.製品の質感
　　本体にはステンレスを使用し、パイプ、ホース類もアクリル、ガラス、透明タイプを使用しています。このため全体的にカチッとしたイメージがあり、
　　パーツ類の丁寧な仕上げとあいまって、あたかも「ＡＤＡ製ミニジェットフィルター」のような印象を受けました。
　
　3.ポンプ
　　使用されているポンプの動作音は、普通のモーター音程度ですので、寝室においても気にはならないと思います。
　　また、セットしてから24時間以上運転させていますが、発熱はほとんどありません。外掛式フィルターのモーター部分は少し発熱していました
　　ので、これにはびっくりしました。

　4.ステンレス製本体
　　ステンレス製の容器を使用していることによりフィルター内部は暗い状態に維持されます。
　　このことは、生物的ろ過の主力となるバクテリアにとってメリットがあると思われます。
　　
　5.塩ビホース
　　取扱説明書にも記述されていますが、一般に市販されている軟質塩ビホースからは、生体に悪影響を及ぼす毒素が微量ながら溶出している
　　そうです。ＮＯＡＨには、この影響を避けるため、付属のホースは無毒塩ビホースが使われています。
　　付属品にも気が使われている、と感じました。

　6.まとめ
　　非常に質感の高い、ＡＤＡ的な製品だと思います。ポンプやパイプ、ホース等のパーツ類も吟味されており、見ていて楽しくなる製品です。
　　まだ到着して間もないため、フィルター本来の機能であるろ過能力については、判断できる状態ではありませんが趣味の製品としては、
　　トップレベルの仕上がりになっていると思います。
　　クラフトマンシップに溢れ、オーナーとなる喜びを感じさせてくれる製品、それが「ＮＯＡＨ」なのです。

　　今後は、時間の経過とともに、水槽の様子を見ながら、ろ過能力等についても、インプレッション第二弾でお伝えできれば、と思っています。