最近はADA主催で世界規模のコンテストが開催されるなど、水草レイアウトの楽しみ方も自分で作成する楽しみ以外に、
発表する楽しみの機会も増えてきました。コンテストへは35ミリの一眼レフで撮影したリバーサルフィルムで応募しましたが
コンテストへの参加によって、アクア用品以外の水槽撮影用カメラ用品も増えてきました。
そんなある日、ある体験をしました。それは、昨年の10月下旬に岡山のあとりえ麗総本店へ店主様をお訪ねした時から
始まったのでした。当日、いろいろお話をさせていただいているうちに、水槽撮影の話題になりました。私の質問に店主様は
「実践してみましょう」と、店の奥から大判カメラを取り出し、小型水槽をセットして、急遽「すたじお麗」が出来上がりました。
そこで、ポラロイドを使用して水槽撮影について、ひととおりレクチャーをしてくださいました。更に、過去に撮影した大判の
リバーサルフィルムを出してきて下さり、ライトボックスにセット、ルーペを手渡され「どうぞ」ということで、私はルーペを覗き
込みました。すると、なんと、ルーペの中には驚愕の世界が広がっていたのでした!なんという美しさ!なんという滑らかさ!
そこには、魚が浮いているかのように写っていました。こんなことがあるのか…。35ミリとは全然違う…。驚きでした。
そして、その日以降、私は大判カメラが気になりだしたのでした。
…それから約7ヵ月後のある日、日頃親しくさせていただいている方から、ヤフーオークションで手頃な大判カメラが出品
されている、とのお知らせをいただきました。オークション未経験の私は、いろいろアドバイスを受けつつ、なんとか入札。
待つこと数日、なんと、すんなり落札してしまいました。
出品者の方と連絡をとり、支払を済ませた翌日、大判のウッドカメラが手許に届きました。こうして、私は憧れの大判カメラ
を手に入れることになりました。入手したのは、タチハラ写真機製作所製「タチハラ フィルスタンド45」。木製のとても美しい
大判カメラです。